『読心術 ②』
2016年6月15日
自営業を営む家に生まれた私は、
常に多くの人に囲まれて育ちました。
父の仕事関連の人、社員の家族、社交家である母の友人達・・・・。
幼少期を過ごした大きな家は、常に多くの大人と、毎日のように
出入りする人々で、とても賑やかな家でした。
人が話すとき使う言葉、ジェエスチャー、表情、
声の大きさ、眼の動かし方、
それらをよ~く、観察している子供で、
人間ウォッチングが大好き。
と同時に、その本当の感情と表情の違いを
「なぜか?」
と瞬時に考えている子供でした。
常に多くの人に囲まれて育ったので、
人間ウォッチングの数は事欠きません。
母に、
「あのおじさん、しばらく来られないって言っているけど、明日また来るよ」
「あのお母さん、泣いてお父さんの事話しているけど、本当は泣いてないよ」
「あのお姉ちゃん、怖い顔しているけど、ほんとは全然怖くないよ。すごい優しいよ」
「あのおじさん、もうここには来なくなるので、お母さん本貸してあげたらもう戻ってこないよ」
・・・・etc。
これらの事は、娘が話す事がことごとく、当たって?いて、成長を増すごとに、
より詳細を話し始めるようになっていったので、母は、
「気づいたこと、感じた事を、すぐ話してはいけない。」
と、言う事もしばしば。
次第にそれら自分自身にしか「聞こえない、見えない」 事を話すのは
いい事ばかりではない、と気づいていきました。